病院の治療と漢方

「病院でのホルモン治療と、漢方の治療は両立できますか?一度に両方すると効き目が悪くなりそうで、なんだか心配で・・・。」

 

子宝相談にお越しのお客様から、このようなご質問をよくお聞きします。治療中は不安なことがたくさんありますよね。漢方と病院でのホルモン治療は、両立できます。

 

病院では治療と合わせて、病院しかできない大切な検査があります。ご主人の精子検査や、卵管造影などです。漢方で体質改善をしても、卵管が詰まっていたりご主人の精子の状態が悪いと、人工授精や体外受精を受けた方が早く赤ちゃんに会える可能性が高くなることもあります。でも、自然妊娠が出来る状態が確認出来たらまずは母体を元気にすることが妊娠への近道です。

 

たとえ話にしてご説明すると、あなたが病気になり、半年は家事が出来なくなってしまったらどうしますか?まずは、ご主人や親や姉妹に助けを求めまが、いつまでも頼ることはできません。そういうときにお手伝いさんに来てもらうと、すぐに洗濯や掃除もしてもらえてすごく助かりますね。でも、ずっとお手伝いさんが家にいたらどのように感じますか?だんだん、お手伝いさんの存在が煩わしくなり或いは、このまま楽ができるから何もしたくなくなりませか?

 

このように、お手伝いさんのような働きをするのが病院のホルモン剤です。すぐに効果が出ますが、ずっと使い続けていると身体に副作用が出たり或いは、本来の身体の中でのホルモンを出す機能が弱ってしまうのです。

 

一方、漢方療法は家事をするのではなく病気で倒れてしまったあなた自身の身体の回復を一生懸命お手伝いする方法です。家の中での主役は、あくまで「あなた」なのです。

 

このように病院でのホルモン剤と漢方は違う効き方をするので両方一度に使うことが出来るのです。もし迷うようであれば、いつでもご相談にお越しください。

 

専門の漢方薬局が扱う漢方薬は、女性ホルモンの受容体を活性化させることができます。病院で治療を受けておられる方も、そうでない方も利用できますので是非、ご相談ください。私たちが発信する情報が少しでも皆様のご参考になれば幸いです。