解熱鎮痛剤を常用している人は妊娠しにくいというのは本当ですか?

生理が来て粘膜がはがれるときに炎症を起こします。炎症がうまくいくと粘膜がきれいにはがれますが、鎮痛剤を飲んだ時には炎症が抑えられ、粘膜が残りやすくなります。生理中の月経血に黒いものが混ざるのは、前回の生理の時にはがれないで残ってしまった粘膜なのです。

また、排卵するときにも、卵巣から卵が飛び出すときにも炎症を起こします。これらも解熱鎮痛剤で炎症が抑えられるとうまくいかなくなります。
子宮に卵子が着床するときも、卵子が粘膜に潜り込むため炎症がおこります。これも解熱鎮痛剤で炎症が抑えられると着床の阻害につながります。

日頃から解熱鎮痛剤を飲まなくても済むような体質づくりが大切です。
実際に解熱鎮痛剤を飲まなくなってから妊娠する方も多いのです。